UD湘南の目指す 教育のUDとは
日本授業UD学会湘南支部は、
「すべての子どもたちの笑顔あふれる学級創り」
「すべての子どもたちの笑顔あふれる人間関係創り」
「すべての子どもたちの笑顔あふれる授業創り」
をコンセプトに神奈川県の湘南地区に拠点をもつ支部です。
< UD湘南誕生まで >
精一杯考えた授業。
でも実は、その授業でおいてきぼりになった子どもはいなかっただろうか。
子どもたちのためにと思って行った指導。
逆に子どもたちを戸惑わせていなかっただろうか。
このままではいけない!
この危機感からうまれたのが、湘南支部です。
湘南支部は、桂聖 理事長の哲学を基盤として、
特別支援のスペシャリストである阿部利彦先生を顧問に、松久眞実先生をスーパーバイザーにお迎えし、「やんちゃな子」、「気になる子」、「勉強が苦手な子」など特別に支援を必要とする子を含めた、より多くの子どもたちが笑顔で学校生活を送ることができるために、特別支援の理論や技術を取り入れた通常学級での授業の在り方、教育の在り方を追究しています。
< UD湘南が大切にする2つの理論 >
其の壱 「3つの環境のUD化」
イライラ刺激が少なく、集中しやすい教室。フワッと温かみある学級集団。楽しく「わかった・できた」と実感のある授業。
「教室環境」「人的環境」「授業環境」これら3つの環境がユニバーサルデザイン化されてこそ、子どもたちの自己肯定感や自己有用感、ひいては集団肯定感が高まるのではないでしょうか。
つまり、3つの環境がUD化された環境の中にこそ、私たちがそして子どもたちがのぞむ本当の笑顔は存在すると考えています。
其の弐 「5つの意識(テクニック)」
湘南支部の顧問である阿部利彦先生は、優れた授業実践家の先生方には、共通する5つのテクニックがあることを観察・分析するなかで発見しました。
それが、「ひきつける」「そろえる」「むすびつける」「方向づける」最後に「わかった・できたと実感させる」です。
この5つの意識は、桂先生の提唱する「焦点化・視覚化・共有化」とも関連しています。
例えば、導入部で、授業に飽きやすい子や集中しづらい子には「視覚刺激」を用いることで学習へと「ひきつけ」、自然と学習目標へと「方向づける」ことができます。
展開部においては、授業でおいていかれる子をつらないためには、話題や課題を焦点化し細めに理解を「そろえる」必要があるなどです。
5つのテクニックを意識した授業展開は、子どもたちの学習内での不安を軽減し、達成感を高めるのに非常に有効であると実践を通し実感しています。
詳細は次の書籍をご参照ください
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