みんなで笑顔溢れる学級創り №1

超一流の先生方が実践されてきた授業を追試し、授業することが楽しかった私。リズムよく、スマートな授業。いつしか、自身の授業力が高まったとさえ、勘違いしていました。

 

でも、ふと子どもたちに目をやると大勢の楽しむ子どもたちの陰に、こそっと困った顔をする子どもたちがいました。そう授業に参加できていなかった子どもたちです。

 

授業に参加できていない子どもたちの共通点は何だろうか私は考えました。

 

私が行きついた一つの答えは、「授業に参加できていない」のではなく、「学級に参加できていない」ということでした。

 

つまり、「学級の中に居場所がない」「学級の居心地がよいと感じられない」と言えるかもしれません。

 

もっと言いかえるのであれば、授業に参加できていない子どもは、学級の中に「つながり」感を、感じていなかったのではないかということです。

 

悩みました。私たち教員が「まずするべきこと」は一体何か。

 

うっすらと見えてきたもの、それは「つなげる」ことではないだろうかというものでした。例えば、学級の中で、「人や物・出来事」と、授業の中では「ねらい・内容・活動」と、いうように。

 

筑波大学附属小学校の研究授業に何度も参加しました。そこで目の当たりにしたのは、圧倒的な学級経営力と、教材分析力。つまり、「つなげる力」でした。

 

一般的な公立校の子どもと比べると「筑波の子どもだから・・・」確かにそういう面もあるかもしれません。でもそれは単なる言い訳に過ぎないことは、子どもたちの目を見れば明らかなことです。

 

私に足りないものは「つなげる力」なのではないだろうか。本当に学級・学校内において子どもと子どもを「つなげる」プロだったのだろうか。

 

学級の中に「つながる」をつくるため、どんな「ねらい」「しかけづくり」を行えばよいのか、「みんなで笑顔溢れる学級を創る」ことをテーマに取り組んできたことをこのブログでみなさんと一緒に考えられればと思います。

 

                                   UD湘南 片岡寛仁